職業ごとのボーナスの違い
ボーナスの金額はキャリアによって異なるが、男性なら50万半ば、女性なら40万前半が平均といわれている。就業年数や年齢が高くなるにつれ高額になっていく傾向にあるが、ボーナスの金額に大きく左右するのは職業である。一般的に弁護士や看護師など、専門知識が必要かつ人の命を預かるなど責任がかかる職業はボーナスが高い傾向にある。専門の知識と責任が必要な職業はなるのも難しいぶん、給料もボーナスも高い。業務内容に激務が多いというのも、ボーナスが高い理由である。
専門知識が必要という点であげれば、公認会計士や税理士などもボーナスが多い職業として挙げられる。これらの職業には、知識と併せて経験も必要となる。他には、高等学校の教員もボーナスが多い職業だと言える。学校の規模によって異なるものの、他の職業に比べると高校の教員はボーナスが高い傾向にある。給料はそれほど高いわけではないものの、ボーナスは男性なら年間で平均199万円と言われている。
ボーナスをたくさんもらえる職業があれば、あまりもらえない職業も当然ある。たとえば医師は給料含めもらえる金額が多いイメージがあるが、歯科医師だけは例外である。歯科医師のボーナスは年間で40万円いかないくらいが平均である。大工や美容師のような手に職を持つ職業に至っては、ボーナスという制度自体が存在しないこともある。客の指名をとらないと給料が増えにくいと言われる美容師のボーナス事情など、職業によって違いがあることも知っておくべきだろう。